自分に甘くなっていい

今月の初めに足首の骨折をして、
強制的に動くことにストップがかかりました。
「予期せぬ出来事は、突然起こる!」まさにこの事です。
 

新しい月を迎えて、「今月から色んなことにチャレンジしよう!今年の後半に向けてあれもやって、これも…。」といつもより、強い意気込みと思いを持っていただけに足の痛みより、やろうとしていることができなくなることの方に気落ちしました。
 
車椅子生活の始まりです。
当然のことながら、動くことには、制限がかかります。
 
こんなにゆったりした時間を気にしないで過ごすのは、何年ぶり
だろう。いや、何十年?ぶりだろうか。
たぶん、長い間、無意識にあれもやらなきゃあ、これも片づけなきゃあと自分で自分をせかしていたんだろうと思います。
今、それが予期せぬ出来事でストップがかかりました。
こんなことがなければ、恐らく、
ゆったり、まったり、目の前にある公園の木々の緑が風で揺れる
様子を眺めたり、時おり運ばれてくるさわやかな風を感じたり、
鳥の声を聞いたりと…。ゆっくり時間が流れていきます。
心の中が平穏なのがわかります。
この気持ちの変化は、きっと、
こんな風に何もしない時間を待ってもいいんだよ。
自分の好きなように過ごしてもいいんだよ。
もっと、自分に甘くなっていいんだよ。
 
たぶん、自分に自分が許可を出せたことで、自分自身がうれしく感じているからなのだと思います。
心が穏やかになっているのが嬉しいし、気持ちがいい。
 
自分に甘くてもいいという感情の変化に気づけたのは、
この骨折のおかげかも知れません。
 
立ち止まることで、見えてくるものがあるのですね。
 
 
 


2021/06/17